例外はあるが普通のヤモリに比べて動きは遅く、容易に掴める。
特にオオカンミカドヤモリは滅多に咬まない。
まず逃げようとする。
ただし、脱皮時に皮をむく時、オス同士の闘争や交尾、
産卵時など極度の興奮状態の際に触ろうとすると咬んでくる。
後、無駄に動きの素早い奴もいる。良い意味で人を恐れない性格の個体が多い。
餌食いが良ければ、拍子抜けするほど飼いやすい。
餌はヤモリの中では異端の雑食、果実やゼリーなども食べる、人工飼料もあるが
コオロギメインで、まれにゼリーなどの対応でも充分。
ヤモリ全体に言える特徴だが、総じて丈夫、特にラコダクは丈夫な方。
南国ニューカレドニアが原産だが、我が家では15度を
下回る低温(何を思ったのかエアコンを切った)にも短時間なら耐えた。
逆に30度以上の高温が続くとヤバイ(このあたりも人と似ている)
価格が普通のヤモリに比べて価格は高い。
この高め、強気の価格設定がミカドヤモリ飼育における最大のネック。
これは全ての個体がCB(自家繁殖個体)であるためである。
(爬虫類飼育において天然と養殖の価値は食用魚のそれと逆転する)
大きいと言っても全長50cmを超えることはない。
全長とは鼻の先からシッポの先まで。
ミカドヤモリの最大種はツギオミカドヤモリだが、
彼らも大きくなったといえども30cm後半(公式な記録では42cm)なんで、
手に負えないということはない。
たまに荒いツギオの話も聞くがトッケイなんかに比べたら…ねぇ。
思ってる異常に性成熟がかなり遅い。
全種生後2年くらい見ておいた方が良い、特にオスは若くてもいいが、
メスが若すぎると体の準備ができないまま抱卵してしまい、
そのまま落ちる可能性が高い。
繁殖を目指す人にとっては少しじれったい。
また、遺伝が未だに解明されていない。
正確に言うとはっきりとした法則が分かってないといった方が適当。
同じ親からの卵から孵っても体の模様は異なる場合がある、逆にそっくり継ぐ場合もある。
体色は光、湿度、産卵、感情などの要因で鮮〜褪を行ったり来たり、
メスは産卵するとき最も美しく発色する、特にクレスはコントラストがはっきりして美しい。
アルビノやメラニスティック、ハイポなどの色彩変異は確認されていない。
おとなしいで有名なミカドヤモリだが、
ハンドリングは向いている個体と向いていない個体がいる。
やたらとはしゃぐ奴テンパる奴は不可、そのまま脱走したり、
興奮のあまり自切したりする、ぶっちゃけオスに多い。
ただ、そういう奴らでも、掌から掌へ飛ばして遊んだりできる。
また、これぐらいアグレッシブな方が安心できる。ツギオは割と凶暴な奴がいることが報告されている。
動き回ってても手をヤモリの目の前にかざすとストップすることが多い。
ただ、極度に興奮してると、その掌を壁と思って登ってくる、
そうなると、孫悟空とお釈迦様のようにしばし遊ばせて落ち着かせる。
他のヤモリでも言えることだが、
手で持つと上へ上へ登ろうとする傾向がある(その後ダイブで一目散というのが常套手段)
おとなしいと思ってると突然、脱兎の如く逃げ出す時がある。
ハンドリングや給餌でケージ外に出す時は戸締まりは厳重に。
興奮すると喉が激しく動く、バクバクする心臓というイメージが適当。
うちのツギオで言うとハイド氏降臨で豹変中の合図。
尻尾を震わせるのはヤモリ族に共通した決闘の合図(交尾もある種の決闘だしな)だが、
ぺろぺろと舐める振りして一気にかぶりつくのもミカドヤモリお得意のパターンである。
交尾、産卵はとても簡単で
雑食の適応と同じく生存競争へ勝ち残るためかも知れない。
オスを隔離して飼育し、いざという時に同居させると、
オスの動きがロボットダンスのようになり、
メスは必死の抵抗を見せる。(クレス、ガーゴ、ルーズ、ツギオ、チャホアで確認)
そのため飼い主がしっかりと管理しないとメスはすぐ死にます。
孵化も爬虫類の中では容易な部類に入ると思いますが、
交尾、産卵ほど易しくありません。ほったらかしの方がいい感じかも…
(単独でページを作る予定)
ツギオとコモチにはそれぞれ亜種が存在する(henkeli亜種とtrachycephalus亜種)が、
単なる地域差、個体差の可能性も指摘されている。
またオーストラリアに生息するヤモリがミカドヤモリ属に属していたことがあった。
(現在はPseudothecadactylus属に分類されている)